門野 利治(かどの としじ、1948年11月9日 - 2024年12月19日)は、京都府出身の元プロ野球選手。ポジションは投手。
来歴・人物
平安高校では1966年、3年生の時に春夏の甲子園に出場。春の選抜1回戦で優勝候補の前橋工を1-0で完封し注目された。この大会では準々決勝で土佐高の上岡誠二と投げ合い0-1で惜敗。
夏の選手権も、同じく準々決勝で報徳学園の前田正宏(中大 - 新日鐵広畑)に0-1で完封負け、準決勝には進めなかった。この大会の府予選3回戦では、堀川高を相手にノーヒットノーランを達成した。
秋の大分剛健国体にも出場、1回戦で甲子園春夏連覇を果たした中京商を降す。2回戦では、この大会に優勝した松山商のエース西本明和と投げ合うが、延長10回裏1-2でサヨナラ負けを喫した。
高校同期に捕手の畑矢敬治、遊撃手の杉政忠雄(関大 - 西川物産)、中堅手の伊藤博昭(法大 - 大昭和製紙北海道)がおり、いずれも1966年第2次ドラフト会議で指名されたがプロ入りを拒否している。また1年下には右翼手の江島巧がいた。江島は翌年ドラフト2位で中日ドラゴンズへ入団した。
国体出場後の1966年第2次ドラフト会議で、近鉄バファローズから1位指名を受け入団。貴重な本格派左腕投手として期待され、背番号18を与えられる。1年目の1967年は7試合に登板、8月20日には西鉄ライオンズを相手に初先発を果たす。与田順欣と投げ合い5回を3安打2失点と好投したが、味方の援護がなく勝敗はつかなかった。その後は登板機会に恵まれず、1969年限りで引退した。シュート、カーブを武器とした。
詳細情報
年度別投手成績
背番号
- 18 (1967年 - 1969年)
脚注
関連項目
- 京都市出身の人物一覧
- 大阪近鉄バファローズの選手一覧
外部リンク
- 個人年度別成績 門野利治 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)



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