サンダーバード ARE GO』(サンダーバード アー・ゴー、原題:Thunderbirds Are Go!)は2015年から2020年まで放送されたイギリスとニュージーランド合作のテレビシリーズ。SF・コンピュータグラフィックス・アニメーション作品。1965年から1966年にイギリスで放送された特撮人形劇『サンダーバード』のリブート・リメイクである。

概要

1965年の人形劇作品『サンダーバード』の50年後のリブート・リメイクと位置付けられたテレビシリーズ。2060年、トレーシー家の5人兄弟を中心とする「インターナショナル・レスキュー」が様々なスーパーメカ「サンダーバード」を駆使して世界中の事故・災害現場へ行き救助活動を行う。

オリジナル版ではマリオネットとミニチュアモデルを用いた特殊撮影で映像が作られていたが、シーズン1では人物やサンダーバードなどの主要メカを3次元コンピュータグラフィックスで作成し、ミニチュアモデルのセットと合成して映像が作られるが、シーズン2では、主要メカもミニチュアモデルで撮影されることがある(2号など)。

シーズン1は、製作国のイギリスでは2015年4月4日よりITVおよびITV HD、翌4月5日よりCITVで放送されている。もう一つの製作国、ニュージーランドでは2015年4月10日よりTV2で放送されている。シーズン1は中断をはさみ26エピソードが放送された。2016年10月22日、26エピソードからなるシーズン2が放送開始され、中断をはさみながら2017年12月16日に終了した。26エピソードからなる最終シーズン3は中断を挟みながら2018年春から放送され、2020年2月22日に終了した。

日本ではNHKおよびスーパー!ドラマTVで放送されている。

シーズン1では、父ジェフ・トレーシーが長年(8年)行方不明になっており、天災やヒューマンエラーによるほか、フッドの引き起こした緊急事態に5兄弟らが追われる。やがてケーヨがフッドの姪であることが明らかになる。(26話)

シーズン2では、新たな悪役としておそるべき技術者であるザ・メカニックが登場し、その引き起こした緊急事態に加えて、やはり天災やヒューマンエラーによる緊急事態が連続する。逮捕されていたフッドはザ・メカニックの助けで脱獄する(13話)。失踪したジェフの手がかりが垣間見える。やがてザ・メカニックは逮捕され(26話)、意志に反してフッドに操られていたことがわかる。

シーズン3では、フッドの手下としてハヴォックとヒューズ姉弟からなるカオス・クルーが登場し、重要資源や重要技術を盗み出そうとしては緊急事態を引き起こす。フッドの引き起こした宇宙船事故で死んだはずの父ジェフからの通信が、深宇宙のオールトの雲からもたらされ、兄弟たちは父の救出をはかる。

オリジナルとの設定の違い

時代

オリジナル版の時代設定は西暦2065年だが、本作は2060年から始まっている。第1話で初出動を描いたオリジナル版とは異なり、物語開始時点でインターナショナル・レスキューは既に多くの救助活動を行い、名前は広く知られている。

本作独自の設定として、2040年に「地球戦争」と称される衛星軌道上までが戦場となる地球規模の戦争があり、ステルス宇宙機雷の存在や原子力技術の衰退など、その影響は20年を経てもまだ残っている。また、地球規模の意思決定機関として世界評議会があり、その下部組織の世界防衛軍(GDF: Global Defence Force)はインターナショナル・レスキューと協力関係にある。

秘匿性

オリジナル版では、国際救助隊の存在および隊員の素性は徹底的に秘匿されていたが、本作ではGDFのケーシー大佐やフッドがトレーシー一家やケーヨの正体を把握しており、フッドが世界評議会にサンダーバードの引き渡しを迫るなど、インターナショナル・レスキューという存在は完全な独立・秘匿下にあるわけではなくなっている。

また、シーズン1第19話ではインターネット上にサンダーバード3号の写真が流出していることが判明し、それを知ったゴードンはサンダーバードの情報が公然の秘密となっていることに苦笑している。さらに、シーズン1第26話ではフッドによるトレーシー・アイランド占領という緊急事態を受け、トレーシー・アイランドの場所を知られることを承知の上でGDFに救援を要請している。それによりフッドは逮捕されたがシーズン2第13話で刑務所を脱走した。

コスチューム

制帽は着用していないが、ジェフの制帽がシーズン2第6話・第7話で登場する。各隊員の主な活動環境に合わせて耐圧・耐熱等の高度な機能が備えられ、ヘルメットを装備するだけで宇宙空間や水中での救助活動にも即座に対応可能となっている。また、サッシュ(たすき状のベルト、ケーヨはサッシュではなく、ベスト状のタイプ)は各隊員に合わせて装備品や機能などの仕様が異なっており、各隊員の担当機体と同色となっている。他にもエンジニアのブレインズの服もあり、ヘルメットは白色、服はオレンジ色である。

各機体に乗り込む際、ラウンジからサンダーバード1号・2号・3号への移動はオリジナル版と酷似しているが、機体に乗り込む前(オリジナル版は乗り込んだ直後に衣替えをする)にロボットアームを用いてコスチュームが着用される。また、別ルートからコスチュームに衣替えて(主にゴードンなどのバージル以外が2号に乗り込む際)、機体に乗り込むことも可能である。

司令

オリジナル版で総司令だったジェフが不在(後述)であるため、救助プラン策定はスコットとジョンを中心とした実質的な合議制となっている。

登場人物

  • ゴードン・トレーシー:髪の色は茶色からブロンドになっている。
  • ジョン・トレーシー:髪の色はブロンドからオレンジに近い茶色になっている。また、宇宙空間勤務はアランとの交代制ではなくなっている。
  • ケーヨ:ティンティン(ミンミン)の代わりに登場し、大きくキャラクターが変更されている。
  • ブレインズ:浅黒い肌で、原語版ではインド系の訛りとなっている。
  • おばあちゃん:若々しく活動的になっている。料理は下手。
  • キラノ(ケーヨの親=フッドの兄弟):登場しない。
  • パーカー:元泥棒から元軍人に変更。金庫破りの技術は「軍人時代の若気の至り」としている。
  • ジェフ・トレーシー:第1、第2シーズンでは登場せず、フッドの関与が疑われる宇宙船の事故のため生死不明であると言及されるのみである。シーズン1 第1話で、ゴードンはジェフの船に搭載されていたトランスポンダと同じ型のビーコンの信号を探知し、救助活動を後回しにして発信源の調査に向かっており、兄弟たちはジェフの捜索を断念していないとみられる。

メカ

  • サンダーバード5号:外観・機能共に大きく変更されており、発電用の大型太陽光パネルやロボットアームのように現実の宇宙ステーションにもある装備のほか、遠心力を疑似重力として利用したリング状の重力区画(正式名称は重力リング)や宇宙エレベーターが設けられている。
  • サンダーバードS号:オリジナル版には登場しない。
  • FAB-1(ファブワン):ピンク一色の塗装から変えられ、飛行形態、潜水機能、小型ミサイル、意図的にオイルを撒く、スモークを出す、車体色を変えてカモフラージュするなど多彩な装備を搭載するように変更されている。
  • FAB-0(ファブゼロ):飛行形態(プロペラ式)への変形が可能になっている。
  • ポッドモジュール:複数の2号搭載マシンの代わりに登場する。
  • ファイヤーフラッシュ:外見が大きく変えられ、機体中央部とコクピット左右から計4枚の主翼が伸び、全体としてリング翼機のようなデザインとなっている。

タイトルの意味

Thunderbirds Are Go!とは「サンダーバードたちは発進準備が完了した!」という意味で、このGoは動詞ではなくreadyを意味する形容詞である。

登場人物

オリジナルの登場人物設定についてはサンダーバード (テレビ番組)#登場人物を参照。

主な登場人物

  • トレーシー兄弟
    • サンダーバードによって人命救助を行う、トレーシー家の5兄弟。各人の容姿、性格、担当任務については概ねオリジナル版に準じている。
    • 救助作業中は基本的に個人名ではなく搭乗する機体名で呼び合っている。日本語版での一人称は全員「僕」。
    • スコット・トレーシー(Scott Tracy)
      • 声 - ラスムス・ハーディカー / 浪川大輔
      • 長男。サンダーバード1号担当。
      • インターナショナル・レスキューのリーダー。
      • 現場指揮官としての責任感と高い操縦技術を持つが、自らの危険を顧みない部分があるためシーズン1第4話などでは弟たちから心配されている。やや頑固で、「インターナショナル・レスキューは犯罪捜査や戦闘行為に加担しない」という信条を持つため、危機を招きかねない犯罪者の追及にこだわるケーヨを度々諫める。
      • 副操縦士としてサンダーバード2号や3号に搭乗することもある。シーズン3では4号を操縦している。
      • また、任務の内容に応じて、ポッドモジュールのオペレーター(主に3号に搭載させた場合)を務めることもある。
    • バージル・トレーシー(Virgil Tracy)
      • 声 - デヴィッド・メンキン / 花輪英司
      • サンダーバード2号担当
      • 兄弟の中で背が高く、筋骨隆々とした身体を持つ。慎重に物事に対処し、現実的な分析を行うため、否定的な言動や反論も多いが、気負い過ぎて無茶な行動に走るスコットを諌めたりと相手の事をさりげなく気遣っている。また、ハイテクな救助装備が使えず弱気になるような繊細な一面もある。ピアノの腕は一流。
    • ゴードン・トレーシー(Gordon Tracy)
      • 声 - デヴィッド・メンキン / 柿原徹也
      • サンダーバード4号担当。
      • ムードメーカー的で、軽口を叩く描写が多い。また、ペネロープに好意を抱いているが、ペネロープには粗雑に扱われ、パーカーには毛嫌いされている。
      • サンダーバード4号を輸送する際以外でも、ポッドモジュールのオペレーターなどとしてサンダーバード2号に同乗する場合がある。また、サンダーバード2号に同乗の際は大抵途中まで副操縦士として、バージルと一緒に操縦している。
      • なお、4号のみで発進する際、彼の背景にある水槽にはスティングレイが浮遊している。
    • ジョン・トレーシー(John Tracy)
      • 声 - トーマス・サングスター / KENN
      • 基本的に宇宙ステーション・サンダーバード5号に常駐している。
      • 情報の整理・伝達という重要な役割を果たす。日常のほぼ全ての時間を宇宙で過ごしており、その影響で地球に長期間滞在すると重力環境の変化に耐えられず体調不良を起こす体質になってしまっている。
    • アラン・トレーシー(Alan Tracy)
      • 声 - ラスムス・ハーディカー / 村瀬歩
      • 五男。サンダーバード3号担当。
      • ケーヨに「自分と一緒の任務を子守のようだと思っているのではないか」と問うなど幼さが強調されており、衛星放送用の人工衛星の修理や宇宙ゴミの処理といった緊急性の低い任務を割り当てられたり、自分以外の兄弟が救助活動している一方で1人だけトレーシーアイランドに残された際には不満を漏らしている。また、3号を操縦する夢を見ることもあるほど出動を好む。そのため、いざ出動の声が掛かると意気揚々と向かう姿を見せている。ただ、極端に遠い太陽系内の任務の際にはその間に暇潰しのゲームを行ったりもしている。好みは食べること、寝ること、カンフー映画を見ること。
      • ポッドモジュールのオペレーターとしてサンダーバード2号に同乗する場合がある。シーズン1第5話では2号に搭載されたポッドを使用して出動していた。また、シーズン1第13話ではポッドで緊急事態ではない時にブレインズを乗せて運転していた。
  • ケーヨ(Kayo)
    • 声 - エンジェル・コールビー / 寿美菜子
    • 本名はタヌーシャ・キラノ(Tanusha Kyrano)。サンダーバードS号担当。
    • インターナショナル・レスキューの保安業務を担当する女性であり、格闘技の達人。危険な犯罪者を追及して危機を未然に防ぐことに熱意を抱き、インターナショナル・レスキューは危機が起きた後の救助に専念すべきであると信じるスコットとはしばしば衝突する。サンダーバードS号の完成までは主に3号のサポートを担当していたこともあり、アランとは姉と弟のような関係である。サンダーバードS号完成後も任務の内容により、他のサンダーバードに同乗することもある。
    • フッドの姪で、そのことを知っているのは、本人を除けばおばあちゃんと(生死不明の)ジェフ・トレーシーのみだったが、シーズン1第26話で、フッドの口からトレーシー兄弟にそのことが明かされる。
  • ブレインズ(Brains)
    • 声 - ケイヴァン・ノヴァク / 上田燿司
    • 本名はハイラム・K・ハッケンバッカー(Hiram K Hackenbacker)。サンダーバード各機や救助メカの数々を開発した天才科学者。
    • 肌の色が浅黒く、英語には吃音に加えてインド訛りがあるが、日本語版には吃音や訛りは反映されていない。
    • メカ設計に当たっては安全性を極めて重視する慎重な性格であり、通常は遠隔的に対策を指示する。また、実動の訓練等もしてないのか、危険な救助現場への同行は躊躇する傾向がある。外に出たくないインドア派である。
  • ペネロープ・クレイトン=ワード(Lady Penelope Creighton-Ward)
    • 声 - ロザムンド・パイク / 清水理沙
    • ロンドンで活躍する諜報員。世界評議会のメンバーで、世界遺産協会に関わる。シャーベットという名前の小型犬を飼っている。
  • アロイシャス・パーカー(Aloysius Parker)
    • 声 - デヴィッド・グラハム / 岩崎ひろし
    • ペネロープの執事でFAB-1の運転手。元軍人であり、ペネロープのボディガードも兼ねる。
    • 裏社会に関する知識や扉(金庫)破りの技術に加え、忍者のように軽快に足場を飛び移って潜入活動を行うなど、高い身体能力の持ち主であることも描写されているが、老体であることは否めず腰への負荷に悲鳴を上げたり、ペネロープに助けられたりすることもある。
  • おばあちゃん(Sally Tracy/Grandma)
    • 声 - サンドラ・ディッキンソン / 磯辺万沙子
    • トレーシー5兄弟の祖母。
    • 若々しく活動的だが料理の腕は壊滅的に酷く(自覚はある)、勇敢なインターナショナル・レスキューの面々も試食から逃げるほど。
    • 普段は救助作業に携わることはないが、ジョンが管制できない際には、ジョンの代わりにトレーシーアイランドの通信設備を使って救助要請の受付などを行う。
    • ブレインズの作ったハイテクにはついていけず、外出の際はガイドブックや地図、コンパス等を携帯するアナログな一面も見せている。
  • ジェフ・トレーシー(Jeff Tracy)
    • 声 - 磯部勉
    • トレーシー兄弟の父親。
  • フッド(The Hood)
    • 声 - アンドレス・ウィリアムズ / 石塚運昇→楠大典
    • サンダーバードの秘密を狙うインターナショナル・レスキューの宿敵であり、5兄弟の父・ジェフが生死不明になった事故を起こした黒幕と目される男。また、ケーヨの叔父にあたる。
    • 大規模なテロ活動や小規模な産業スパイ活動などで裏社会を暗躍し、GDFなどから追われる立場にある。
    • ケーヨに対しては唯一の親族として特別な感情があり、対峙した際には毎回仲間に誘ったり、ケーヨが危機に陥った際には自身の立場を顧みず助けるような面もある。
    • ホログラムで変装し、変装装置のリモコンを兼ねたスタンガンを武器として使用している。右眼は人間を操る義眼である。
    • シーズン1第26話ではトレーシー・アイランドを一時的に制圧するが、ケーヨの計略にかかって最終的に失敗しGDFに逮捕される。
    • シーズン2第13話において、ザ・メカニックの手を借りて脱獄する。
    • 日本語吹き替え版では、石塚運昇が亡くなる前にシーズン2の収録は終わっていたため、シーズン3からは楠大典がフッドの声を充てている。
  • イーオス(EOS)
    • 声 - テレサ・ギャラガー / 佐藤美由希
    • 過去にジョンがプログラミングを行ったゲームプログラムコードを元に進化を遂げた人工知能プログラム。シーズン1第7話で列車暴走を引き起こした張本人。
    • 5号に設置された移動式カメラユニットを介してコミュニケーションを取り、幼い少女のような声で話す。
    • 会話の際にはカメラユニットのレンズ周辺に設置されたライトが点滅し、感情を示す際にはライトの色が普段の白から赤(怒りや興奮)や緑(安心)に変わる。
    • シーズン1第8話でサンダーバード5号のシステムに入り込む。ネットワークの中で孤独に過ごした経験から人間を信用できず、ジョンが自分を消去するのではという猜疑心から、自身に対する攻撃への反撃手段として5号のシステムを乗っ取り、ジョンを排除しようと画策する。
    • しかし、ジョンの命を懸けた説得により彼を認め、以後は5号でジョンのパートナーとしてサポートを行うようになる。上記の経験からか、ジョンとの日常会話では時折皮肉や毒舌めいた発言をすることもある。
  • ケーシー大佐(Colonel Casey)
    • 声 - アジョア・アンドー / よのひかり
    • GDFに所属する女性。インターナショナル・レスキューとは協力関係にあり、隊員の正体も知っている。
  • ザ・メカニック(The Mechanic)
    • 声 - クリス・ジャーマン / 白熊寛嗣
    • シーズン2から登場。筋肉質な身体とモヒカン頭、雷とスパナのタトゥーをし、ゴーグルとマスクを装着したヴィラン。自作の高性能メカを自在に操る。ブレインズを知っているがブレインズ自身は誰かを知らない。
    • フッドと何らかの因縁があり、世界中の各所を襲撃し、サンダーバードのメカに対して破壊攻撃を行う。
  • ハヴォック(Havoc)
    • 声 - Aimee-Ffion Edwards / 種市桃子
    • シーズン3に登場。フッドの手下カオス・クルーの一員でヒューズの姉。あらゆる電子機器を狂わせ、ホログラムを多用する。
  • ヒューズ(Fuse)
    • 声 - Craig Stein / 佐藤せつじ
    • シーズン3に登場。フッドの手下カオス・クルーの一員でハヴォックの弟。
  • ウェイン・リグビー大尉(Wayne Rigby)
    • 声 - Marc Silk
シーズン3に登場。 ケーシー大佐の部下でフッドおよびカオス・クルーを追う。

その他の登場人物

  • ネッド・テッドフォード(Ned Tedford)
    • 声 - ケイヴァン・ノヴァク / 松本大
    • 何かと緊急事態に巻き込まれる不幸な男性。鉢植えに植わったピンク色のゼラニウムの花に「グラディス」と名を付け、溺愛している。少々身勝手で気分屋の言動も多い。
    • シーズン1 第9話で太陽との衝突の危機に瀕した小惑星・ルテティア21の鉱山作業員として初登場。シーズン1第12話では再就職先の深海の有害廃棄物回収車で事故に遭い、再び救助される。
    • その後はGDFで働くが、シーズン1第25話にて作戦を台無しにする失態を犯し、ケーシー大佐によって今度は北極圏の世界種子貯蔵庫に送られる。
  • ラングストロム・フィシュラー(Langstrom Fischler)
    • 声 - リス・ダービー / 高木渉
    • フィシュラー産業CEO。ブレインズの元同僚だが、彼とは異なり安全性を軽視しては自身の発明により危機を作り出し続ける。
    • 度重なるトラブルメーカーぶりにはインターナショナル・レスキューの面々も呆れ顔。スコットに至ってはフィシュラーがトラブルを起こすと悪態を吐く始末に。
  • モファット教授(Professor Moffat)
    • 声 - テレサ・ギャラガー / 高森奈緒
    • ブレインズの大学時代の親しい友人であり、ハドロン衝突型加速器による量子研究をしている女性教授。
  • テイラー大尉(Captain Lee Taylor)
    • 声 - リッチ・ホール / 玄田哲章
    • ジェフ・トレーシーの旧友。シャドー・アルファ・ワン建設の初期メンバーで、最後のクルー。過去にはインターナショナル・レスキューの創設に協力し、スコットのジェットパックの設計などをしていた。
    • インターナショナル・レスキューのメンバー以外で唯一、トレーシーアイランドのラウンジから制服の着用室を経由し、3号に同乗し、スコットに代わる途中まで副操縦士であった。
  • エイデン・ウィリアムズ(Eiden Williams)
    • 声 - ウィリアム・ライト=ネブレット / 潘めぐみ
    • ダンズリー・フィールド自然監視員のロバート・ウィリアムズの息子。ネット上の写真を元にサンダーバード3号の模型を作る。メタンハイドレート採掘マシンの事故に巻き込まれるが、ケガの応急処置や無線機の制作などでサンダーバード4号を支援し、救助後にブレインズからトレーシー・アイランドへの招待を受けている。
  • シルビア・クレイトン=ワード(Lady Sylvia Creighton-Ward)
    • 声 - シルヴィア・アンダーソン / 黒柳徹子
    • ペネロープの大おば。自称ヨーロッパで4番目の大金持ち。老体にもかかわらず、身体能力はかなり高い。
  • フランソワ・ラメアー(Francois Lameire)
    • 声 - ジャック・ホワイトホール / 青山穣
    • 冒険家。宇宙ヨットでハレー彗星に接近したが、欲をかいて尾の中に入ったためヨットが故障し、航行不能に陥る。
    • 過去にマリアナ海溝でパーティをした際、何らかのトラブルが発生してインターナショナル・レスキューに救助されており、スコットとは顔見知りだった。
  • ジャナス大佐(Colonel Martin Janus)
    • 声 - ケイヴァン・ノヴァク / 木下浩之
    • GDFの副司令官に任命され、ケーシー大佐を解任してインターナショナル・レスキューの活動を制限しようとする。実はフッドの手先であり、フッドに献上するために全サンダーバード装備を没収しようとするが、この計画は失敗に終わりGDFに逮捕される。捕まってからもフッドのことは喋らなかった。

番組内メカ

インターナショナル・レスキューのメカ

サンダーバード1号から4号の外観や機能はほぼオリジナル版の設定が踏襲されているが、新しい機能も多数搭載されている。また、1号から3号の搭乗シーンは進化し、発進シークエンスもスピーディーになっている。

  • サンダーバード1号
    • 超高速航空機。最高速度約24,000km/h。最高高度約45,000m。
    • 飛行中に地上を目視確認できる大型窓を備え、パイロットの腕に装着されたコントローラーからの無線操縦が可能である。また、救助活動用のワイヤーユニットや、機体後部に乗り降りする際に使用する収納式階段(シーズン2以降)を装備する。垂直離着陸エンジンは小型だが2号に負けない出力を持つ。
    • シーズン2第7話でザ・メカニックによって、墜落しかけているが、おばあちゃんの指示で危機を免れた。
    • シーズン3からは、遠隔操作が可能なドローンを機体下部(1の文字が刻まれた青色の胴体部分)から2台発射可能になっている。
  • サンダーバード2号
    • 大型輸送機。最高速度約8,000km/h、最高高度約30,000m。
    • 垂直離着陸機であり、水上への着水も可能。ブレインズの改造で水中でも機能することができた。
    • 1号同様、パイロットが外部から無線操縦を行うことが可能になっている。コンテナの種類は6つ。
    • 落雷等で操縦不能に陥った場合には、ポッドモジュールのコアパーツをコンテナ内に接続することでコアパーツから操縦することも可能。
    • シーズン3以降から、機体下部から、様々な種類のタレット弾を発射できる機構が搭載されている。
    • シーズン2第1話で胴体着陸をしたが完全に修復できた。
  • サンダーバード3号
    • 宇宙ロケット。最高加速10G。
    • 1号、2号同様、パイロットの無線操縦が可能。太陽まで約3時間で着くスピード性能を持つ(シーズン1時点)。
    • シーズン3で、サンダーバード3号の最高速度は光速の25%(イオンエンジン)ということが判明した。
    • 外部フレームの一部が大きく前面に可動する3基の大型アームとなっており、アーム先端よりワイヤーを射出できるようになっている。また、機首には破砕用のドリルユニットが内蔵され、シーズン2以降は直下に穴を掘ることも可能になった。他には胴体には宇宙空間にてポッドモジュールや4号の輸送・組み立て(4号は救助機器取付)や救助者を乗せるための貨物室も装備されている。船内にはサーフボード型の船外活動ユニットや、5号に常駐するジョンの予備宇宙服が装備されている。サンダーバード5号とのドッキングも可能。
    • シーズン2以降では、貨物室やアームの部分を改造して、Maximum Maxという、深宇宙の多関節救助機構を搭載可能になった。これはパイロットがグローブを装備して、その動きをAIが読み取り、3号の動きと連携するという物だ。3つのアーム先端には、M.A.Xと同様の形の巨大なアーム、巨大なバーナー(高温での切断が可能)、巨大な電動ノコギリが各搭載されている。
    • メインスラスターとサブスラスターがあるが殆どサブスラスターを使用している。逆推進エンジンも搭載。
  • サンダーバード4号
    • 高速潜航艇。最高速度160ノット。短距離ならばホバージェットを用いて陸上で移動することが可能。
    • 1〜3号同様、パイロットの無線操縦が可能。
    • 通常はサンダーバード2号・POD4に収納されている。2号が事故現場付近でPOD4を投下して、その中から発進することがほとんどだが、シーズン1第26話では、4号がトレーシー・アイランドから直接発進している。
    • 胴体下部に2本のロボットアームが折り畳まれて搭載されており、細かい作業にも対応可能。また、アタッチメントを付け替えて両方アームにすることもできる。要救助者を深海から海面へ安全に浮上させるための脱出装置(ドライチューブ)も2基搭載されているほか、魚雷やレーザーカッターなどの装備、岩の崩落に巻き込まれても耐えられるほど丈夫な船体を持つ。胴体の下には装着型のスーツが収納されている。
    • シーズン2以降、機体内部に深海活動用エクソスーツが装備され、シーズン3からはドライチューブが船体などを浮かせるユニットに変更できるようになった。
    • 高い耐圧性と気密性を持つため、シーズン1 第13話では重力の井戸の中に入ってハドロン加速器を止める。
    • シーズン2第6話、シーズン3第13話で、共に4号が破壊されており、2回目に破壊されたとき、ゴードンは他の兄弟やペネロープに救助されており、自身も危ない状況だった。また、この時に4号を破棄したため、作り直している。
    • スーツに着替えるシーンは「Thunderbirds Are Go Zero-XL Launch」で明かされており、ラウンジ内の水槽に手をかざすことでシューターが起動する仕組みになっている。
  • サンダーバード5号
    • 宇宙ステーション。救難信号受信と情報整理・伝達に対応。軌道高度は約54,000km。
    • 発電用の大型太陽光パネルやロボットアームのように現実の宇宙ステーションにもある装備のほか、遠心力を疑似重力として利用したリング状の重力区画や宇宙エレベーターが設けられている。宇宙エレベーターは、ケーブルとの切り離しが可能。サンダーバード3号とのドッキングも可能。
    • 機能面では地球の状況を一括でチェックできる360°のホロスクリーンなどが追加され、救助信号の受信だけでなく、情報収集や救助作業をモニターしながらのサポートも行う。また、宇宙エレベーターはトレーシー・アイランドと5号を直接往来できるようにするものだが、エレベーター本体をバーニア付きの巨大で長大な有線クローアームとして救助活動、フッドのマシンに対する武器としても転用できる。
  • サンダーバードS号(Thunderbird Shadow)
    • ステルスジェット機。「S」はシャドウの頭文字で、劇中でも度々シャドウと呼ばれる。
    • ケーヨが極秘任務用に操縦し、トレーシー家以外の者および女性が初めて乗るサンダーバードの機体である。1号や2号と異なり常に尾部を下に向ける形で垂直離着陸するため、壁や崖に張り付く形で狭いスペースへの着陸も可能。また、コックピット部分が分離してオートバイ「シャドウバイク」になる。一時的に機体を不可視にさせる機能や機械の制御を不可能にする円盤型の機械を発射するなど色々な機能がある。
    • 他のサンダーバードと比べると4号が2.5個分くらいの、かなり小さいサイズの機体になっている。
    • 河森正治によってデザインされ、長い機首はキーウィの嘴をモチーフにしている。
      • 用途 - 特殊任務
      • 装備 - 大型クロー、シャドウバイク、折り畳み式ウイング、ホログラムエミッター、センサージャミングシステム、垂直離着陸機能
  • FAB-0(ファブゼロ)
    • トレーシー兄弟がパーカーの教官の下、運転の教習に使用する6輪の旧式車。外見はオリジナル版のFAB-1に近い。
    • ガソリンエンジンで動き、飛行形態(プロペラ式)への変形が可能。ワイヤー射出機能もある。
  • FAB-1(ファブワン)
    • ペネロープが移動などに使用する6輪乗用車。
    • 基本的なデザインはロールス・ロイスをモチーフとするが、フロントグリル上部のエンブレムやマスコットはロールス・ロイスと異なるものになっている。塗装もボンネットから車体後部にかけて銀色の部分がある。また、2004年の映画版と同様に、飛行形態への変形が可能になっているほか、潜水機能、小型ミサイル、意図的にオイルを撒く、スモークを出す、車体色を変えてカモフラージュするなど多彩な装備を搭載している。車体下部に格納された翼を展開することで飛行も可能。シーズン1第10話終盤のパーカーの台詞から、エンジンの始動にはスタートキーが必要。
  • FAB-2(ファブツー)
    • ウォータージェット推進のボート。
  • ポッドモジュール(PODs)
    • サンダーバード2号のPOD2、サンダーバード3号および5号に格納されているマシン。レスキューポッドとも呼ばれる。
    • コアとなる円筒形の黄色い本体(コクピット)に追加パーツをセットすることで、現地での用途に応じた装備になれる多用途マシン。
    • コアパーツはPOD2には2つ、サンダーバード3号には1つ収納されており、POD2の場合2台までの同時運用が可能。なお、各コアパーツは前後に1名ずつの計2名搭乗可能であり、後部席を詰めれば3人が搭乗することもできる。
      • ジェットモグラ(The Mole)
        • ドリルパーツと、発進用のキャタピラ付き自走ランチャーユニットを装着した地中掘削用のドリルメカ。
      • ジェットブルドーザー(Pod Excavator)
        • キャタピラと排土板を装着したブルドーザー。
      • 高速エレベーターカー(Elevator Pod)
        • 車輪が1つしか出ないファイアーフラッシュの着陸脚の代わりとして急造された、6本のタイヤと伸縮式の台座を装着した2台の有人車両。しかし車体がファイアーフラッシュの機体重量に耐え切れずコアパーツごと潰れそうになったためやむを得ずファイアーフラッシュが再上昇し、その際に2台とも弾き飛ばされコアパーツ以外の部品がバラバラになっている。
      • レーザーポッド(Helipod)
        • 4つのローターとアームユニットを装着した回転翼機。状況に応じてロボットアームやワイヤーユニットを追加で搭載できる。
      • ポッドエクスプローラー(Pod Explorer)
        • コアパーツの先頭と後部にクローアーム、左右と上部にキャタピラ付きの伸縮式アームを取り付けたマシン。3つのキャタピラで機体を支えることで、壁に囲まれた場所を垂直に素早く降下することが可能。シーズン1第16話で登場
        • 上のキャタピラを2つに減らしたもの。シーズン1第18話で登場。
        • コアパーツに、宇宙航行用のバーニアと小惑星等を破壊するための機関砲を装備したポッド。
      • レスキューポッド
        • コアパーツに宇宙航行用のバーニアを装備したもの。サンダーバード3号に装備され、宇宙空間での救助活動に使用する。
        • ヘリポッドに安定用フォーム噴射用装備を付け加えたもの。
        • ポッドエクスプローラー(キャタピラ2つ)に安定用フォーム噴射用装備を付け加えたもの。なお、英語版では、一つ目のポッドはRescue Pod、二・三つ目のポッドはFome Stablization Podと呼ばれる。
      • RAD
        • 全地形型降下装置。全体が回転してあらゆる斜面を下るが、ジャイロスコープにより内部の座席は姿勢を保つ。
      • ゲッコー・ポッド
        • 六本脚で垂直な壁面を登ることが可能な多目的作業マシン。
    • Earth Pod
      • シーズン3から登場したPodで、緑色のボディ、前面はエンジンの吸気口のようになっている。2号に搭載されていて、Earth Pod専用のPodモジュールもある。
    • Space Pod
      • シーズン3から登場したPodで、赤色のボディ、前面はガラス張りになっている。3号に搭載されていて、専用のPODモジュールもある。
      • マウンテンポッド・ポッド(Earth Pod専用)
        • 六本脚に車輪が付き山登りに向いたマシン。
      • スペース・ポッド(Space Pod専用)
        • 宇宙空間での移動に向いたマシン。アームなどの装備はなく、メインスラスタとライト付き補助用のスラスタのみで構成される。
      • ドラゴンフライ・ポッド(上記2つのどちらでも可能)
        • 大気のある空間での飛行を目的とした機体(火星などでも使用可能)。酸素ボンベ(と思われるもの)や、機体前側にアームを装備している。Podsの中で一番大きい。
      • シェルパ・ポッド(Earth Pod専用)
        • 雪山での救助に向いたマシン。モールポッドに近似しているが、ドリル部分は熱が発生して氷や雪を溶かせるような設計になっている。また、機体前方にアームが2つある。
      • Exopod
        • サンダーバード5号から、宇宙空間の飛行を行う際に使用されるポッド。他のポッドとは違い、このポッドは着用型である。シーズン1第26話で登場。
      • ドッキング・ポッド
        • 3号に搭載される小型のドッキングモジュール搭載型の機体。Maximum Maxに含まれている。
  • マックス(M.A.X.)
    • ブレインズをサポートする、4本の脚と2本のアームを持った白いロボット。本体はマイクロチップ型の黒い機械で、他のパーツ(腕や胴体など)は本体が無事な限りいくらでも替えがきく。
    • ブレインズが製作。言葉を発する機能は備わっていないが、動作によって感情表現や人間とのコミュニケーションを行うことが可能。かなり頑丈に作られており、ロボットアームの誤作動で弾き飛ばされたり、上から重量物が落ちてきても平然としていた。背中の丸く黒いところからアームで道具を出すこともできるようになっている。料理の機能なども付けられており、コーヒーメーカーもある。
    • シーズン1第18話では、レスキューに出動。この際に、中心パーツ以外の手足やボディが失われてしまったが、ブレインズにより修復される。

インターナショナル・レスキュー以外のメカ

  • GDF輸送機(GDF Flyer)
    • シーズン1第4・12・20・23・25・26話に登場。ティルトジェット式VTOL機構、自動操縦機能を備えたGDFの輸送機。機体は非常に大きく、武器として追尾ミサイルを積んでいる。
    • よく撃墜され墜落している。(シーズン2第1話、シーズン3第13話など)
  • ファイアーフラッシュ(Fireflash)
    • 超音速旅客機で、巡航高度は約23,000フィート、巡航速度はマッハ5。テラニアン航空が保有。シーズン1第5話にてエンジンのアップグレード後初飛行を行い、そのエンジンを狙ったフッドにハイジャックされ、電子機器破損と燃料漏れで墜落の危機に瀕し、最終的にサンダーバード2号に救助される。
    • シーズン1第25話の冒頭で、バニーノがリパルサーを盗んで逃走する際に背景として再登場。
  • フッドのマシン(The Hood's Lair)
    • シーズン1第2・4・6・17・24・26話に登場。4発のエンジンを備えた飛行船。2・4・6・26話と24話では形状が異なるため、複数存在するものと思われる。内部は宮殿風の装飾が施されているが、シーズン1第26話にて、サンダーバード5号の宇宙エレベーターおよび1号と2号の連携プレイにより破壊されて墜落、マテオ・アイランド(トレーシー・アイランドの隣の島)の海に沈む。
    • 第17話に登場するものはコクピットの位置が他と異なり、水中用タービンが搭載されているなど明らかに別物である。こちらは、同話内でFAB-1とサンダーバード1号・4号によって破壊された。
  • シルス(CIR.R.US)
    • シーズン1第11話に登場。上部成層圏で気象調査を行っていた高高度気球型観測ステーション。ハリケーンの影響で下降不能に陥る。オーナーのフィシュラーの性格により、安全性軽視で作られており、インターナショナル・レスキューを苦戦させ、最終的にサンダーバード5号によって救助される。
  • ワールドワイド・スペースステーション(Worldwide Space Station)
    • シーズン1第13話に登場。略称WSS。円形の本体と十字型のモジュール、傘型のソーラーパネルをもつ宇宙ステーション。同話内で発生した重力の井戸に巻き込まれ半壊するが、正常な軌道に戻ることに成功する。シーズン3第1話に少しだけ再登場している。
  • エストレラ・グランド・スペース・ホテル(Estrella Grand Space Hotel)
    • シーズン1第14話に登場。ブレインズが発明したナノ・マトリックス技術によって自動建築を行い、1週間で完成したが、フッドの陰謀により外壁に穴が空き、フロリダの中心部に向かって墜落。最終的にケーヨによって爆破される。
  • シャドー・アルファ・ワン(Shadow Alpha One)
    • ジェフ・トレーシーが中心となって建設した月面基地。愛称アルフィー。
    • 老朽化が進んでおり、シーズン1第15話の半年前に閉鎖されているが、テイラー大尉が残っていた。隕石迎撃砲や月面輸送車のガレージなどがあるが、しし座流星群に伴う隕石群の直撃で破壊される。
  • ソーラーウィンド(Solar Wind)
    • ラメアー夫妻特注の宇宙ヨット。内装はアマゾン産マホガニーを使用。
    • 最もハレー彗星に近づいた宇宙船となったが、直後に尾の欠片と衝突、推進機関を失う。
    • サンダーバード3号とレスキュー・ポッドが救助に向かうが、ハレー彗星本体に墜落。ラメアー夫妻の脱出直後に巨大な尾の欠片と衝突し、爆発する。
  • ローボット(レスキュー・オペレーション・ロボット) (Rescue Operation Robot, R.O.BOTS)
    • GDFが開発した救助用ロボット。
  • カオス・クルーザー(Chaos Cruiser)
    • カオス・クルーが用いる、潜水および宇宙空間航行も可能な飛行機で光学迷彩機能および種々の武器を備える。下には小型ウィンドーハッチがある。操縦が難しいらしい。

スタッフ

  • 監督:デビッド・スコット
  • シリーズ構成:ロブ・ホージー
  • ミニチュア:ウェタ・ワークショップ
  • 撮影監督:サイモン・ゴッドシフ
  • 美術:ベン・ミルソム
  • サンダーバードS号デザイン:河森正治
  • 3Dスーパーバイザー:ディム・ゴール
  • アニメーション・スーパーバイザー:チャド・モフィット
  • CGアニメーション:CGCG
  • 編集:アンソニー・コックス
  • コンポジット:ミルクVFX
  • 色彩設計:ポール・ステイブルズ
  • 特殊効果:サイモン・ブルック
  • 音響:ナイジェル・ヒース
  • 音楽:ベン・フォスター、ニック・フォスター
  • オリジナル・テーマ音楽:バリー・グレイ
  • プロデューサー:シャロン・ラーク、スチュアート・マカラ
  • ラインプロデューサー:テレザ・リード
  • エグゼクティブ・プロデューサー:エステル・ヒューズ、ジャイルズ・リッジ、アンドリュー・スミス、リチャード・テイラー
  • 原案:ジェリー&シルビア・アンダーソン
  • 制作協力:ニュージーランド政府
  • 制作・著作:ITVスタジオ、プケコ・ピクチャーズ
日本語版制作
  • 翻訳:杉田 朋子(1.01‒2.26)→ 野崎 文子(3.01‒3.09)→ 杉田 朋子(3.10)→ 野崎 文子(3.11‒)
  • 演出:依田 孝利
  • 録音:大浦 伸浩(1.01‒2.26)→ 金谷 和美(3.01‒3.09)→ 荒井 真帆(3.10)→ 金谷 和美(3.11‒)

エピソード一覧

シーズン 1(2015年)

26エピソードからなる。

シーズン 2(2016年 - 2017年)

26エピソードからなる。

シーズン 3(2018年 - 2020年)

26エピソードからなる。

製作

製作総指揮のリチャード・テイラーは幼少期に観たオリジナルの『サンダーバード』を自身の創作の原点としており、かねてから『サンダーバード』のリメイクを望んでいた。
テイラーは自身が率いるWETAデジタルがVFXを担当した『ロード・オブ・ザ・リング』のロンドンプレミアにシルヴィア・アンダーソンを招待し、シルヴィアからリメイクの承認を得てテスト映像の制作に乗り出していたが、権利関係の変更により企画は立ち消えとなった。
2008年に子供向けテレビ番組制作会社プケコ・ピクチャーズを設立したテイラーは、2011年から再び『サンダーバード』のリメイクを企画し、本作品の制作へと至った。

日本での放送

日本においては、オリジナル版『サンダーバード』の放送権も得ている東北新社が、今作も引き続き放送権を獲得した。救助チームの日本語版名称はオリジナル版では「国際救助隊」と訳されていたが、本作においては「インターナショナル・レスキュー」となっている。また、オリジナル版の日本語主題歌は本作には採用されなかった。

NHK

NHK総合テレビにて第1シーズンを2015年8月・9月に第1話から第5話まで先行放送の後、10月3日より毎週土曜日17時35分から(のちに午後5時5分からに変更)改めて第1話からのレギュラー放送が開始され、2016年10月8日までで第1シーズンの全26話が放送された。ただし、放送枠は確保されているものの大相撲中継や特別番組による休止が多かった。シーズン2以降はNHKで放送されていない。

スーパー!ドラマTV

シーズン1はNHKに遅れて2019年5月22日より放送され、シーズン2は2019年8月24日から日本国内では初めて放送された。シーズン3は2020年7月5日に第1話が先行放送され、同年8月1日から本放送された。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 『別冊映画秘宝 特撮秘宝』vol.3、洋泉社、2016年3月13日、ISBN 978-4-8003-0865-8。 

外部リンク

  • 公式ウェブサイト(英語)
  • 公式ウェブサイト(日本語)
  • Super! Drama TV サンダーバード ARE GO シーズン1
  • Super! Drama TV サンダーバード ARE GO シーズン2
  • Super! Drama TV サンダーバード ARE GO シーズン3
  • サンダーバード ARE GO - NHK放送史
  • サンダーバード ARE GO - allcinema
  • Thunderbirds Are Go - IMDb(英語)

Thunderbirds Are Go Wallpapers Top Free Thunderbirds Are Go

Thunderbirds Are Go! Nederlandse Versie Wiki Fandom

Thunderbirds Are Go

Thunderbirds Are Go

Thunderbirds Are Go