レッドアンシェル(英: Red en Ciel、2014年4月9日 - )は、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2019年のCBC賞(GIII)、2020年の北九州記念(GIII)。
馬名の由来は冠名+フランス語で「空」。大空を羽ばたくかのような走りを期待して。2020年サマースプリントシリーズチャンピオンである。
戦績
デビュー前
2014年4月9日に北海道安平町のノーザンファームで誕生。株式会社東京ホースレーシングより総額2,800万円(一口7万円×400口)で募集された。ノーザンファーム空港牧場で育成された後、栗東の庄野靖志厩舎に入厩した。
2歳(2016年)
8月20日札幌の2歳新馬戦に出走し、断然人気に応えてデビュー勝ちを飾った。続いて出走したオープン特別のもみじステークスも、2着に1馬身半差をつけて2連勝とした。
さらに無傷の3連勝を目指して重賞初挑戦の朝日杯フューチュリティステークスに出走したが、8着に敗れて無敗でGI制覇とはならなかった。
3歳(2017年)
初戦のアーリントンカップは6番人気ながら2着に入り、NHKマイルカップも7番人気の4着と掲示板を確保した。
秋初戦の富士ステークスも8番人気ながら4着となり、続くリゲルステークスで直線で鮮やかに抜け出し、待望の3勝目を挙げた。なお、リゲルステークス当日は鞍上福永祐一の誕生日だった。
4歳(2018年) - 5歳(2019年)
古馬初戦の中山金杯は1番人気に推されたが3着。続くダービー卿チャレンジトロフィーは2番人気の7着となった。
その後は1600万下条件戦を連戦し、馬券に絡む走りは見せたが勝ち切れず、条件戦5戦目の彦根ステークスで4勝目を挙げた。
久々の重賞挑戦となるCBC賞でも1番人気に支持されると、中団追走から雨で渋った馬場を力強く伸びて重賞初制覇を成し遂げた。
その後はセントウルステークスに向けて調整されていたが、右前脚に違和感が見られ、屈腱炎を発症する恐れがある事から秋の全休が決まった。
6歳(2020年)
2月2日のシルクロードステークスで復帰。1番人気に推されたが18着の殿負けと大敗。復帰2戦目の京王杯スプリングカップも11着に終わった。
連覇を狙ったCBC賞は3着だったが、8月23日の北九州記念ではトップハンデを背負い8番人気ながら、直線で逃げ粘る当年の高松宮記念優勝馬モズスーパーフレアを差し切り優勝。重賞2勝目を飾った。秋に入り、10月4日のスプリンターズステークスでは6着、11月29日の京阪杯では14着と大敗しこの年を終えた。
7歳(2021年) - 8歳(2022年)
7歳になってからは惨敗が続き、2022年1月30日のシルクロードステークス11着を最後に現役を引退した。同年2月3日付で競走馬登録を抹消、引退後は滋賀県甲賀市の甲賀ファームで乗馬となった。2023年現在は東武動物公園に併設されている東武乗馬クラブ&クレインに所属している。
競走成績
以下の内容はnetkeiba.comの情報に基づく。
血統表
脚注
注釈
出典
外部リンク
- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ


