リラ
Рила

リラ(ブルガリア語: Рѝла / Rila[ˈriɫɐ])はブルガリア西部の町、およびそれを中心とした基礎自治体。キュステンディル州に属する。UNESCOの世界遺産であるリラ修道院がある。

歴史

かつては古代ギリシア人や古代ローマ人が居住しており、スポルテラ(Sportela)、ロリゲラ(Roligera)などの呼称で呼ばれていた。14世紀、リラの村はリラ修道院の所有となり、イヴァン・シシュマンによってドリスカ(Driska)と呼ばれた。後にオスマン帝国の支配下となり、1576年のオスマン帝国の徴税所の文書ではイリレ(İrlie)として記されている。

地理

リラの町はリラ山脈のふもとの山岳地帯にあり、リラ修道院から20キロメートル、ドゥプニツァから34キロメートル、キュステンディルから65キロメートルである。

リラ自治体の域内には2000メートルを超える複数の峰があり、リレツ(2,731 m、Рилец / Rilets)、ヨシフィツァ(2,697 m、Йосифица / Yosifitsa)、カナラタ(2,619 m、Канарата / Kanarata)、ズリヤ・ザプ(2,678 m、Злия Заб / Zliya Zab)、カリン(2,667 m、Калин / Kalin)、エレニン・ヴルフ(2,654 m、Еленин Връх / Elenin Vrah)、ツァレフ・ヴルフ(2,378 m、Царев Връх / Tsarev Vrah)などがある。また域内には28の湖もある。この地域は中世のブルガリア正教会の聖堂や修道院が多く集まる。

町村

リラ基礎自治体(Община Рила)には、その中心であるリラをはじめ、以下の町村(集落)が存在している。

  • Падала
  • Пастра
  • Рила
  • Рилски манастир(リラ修道院)
  • Смочево

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