福光温泉(ふくみつおんせん)は、富山県南砺市綱掛66に所在する温泉。

概要

小矢部川河畔の台地上にある温泉。近辺には本願寺8代蓮如が滞在したとの伝承もある善性寺が存在したが、昭和28年9月の13号台風で壊滅し、現在は碑文等が残されている。

歴史は古く、藩政期、加賀藩の金沢城下町へ塩硝を運んだ道沿いに、露天風呂だけの温泉小屋が地域で利用されてきたという。昔は小矢部川へ蛇谷川が合流する河原に温泉が湧き出ていたが、洪水で埋まっていた。1970年春に当時の福光町が老人保養センターを建設するため当地でボーリング調査をしたところ、深さ350 - 370m地点より温泉が湧き出た。その後、1972年11月15日に創業し、『老人福祉センター福寿荘』が開所した。

1982年、隣接の自然休養村管理センター(新館)が農林水産省の補助により増築され、近くにあるアルミ会社の保養所(やまびこ荘、1973年開設)への送湯を開始した。

1988年には、両センターを結ぶ廊下部分が改築され、ポーチ部分が新設された。玄関の陶製タイル壁画は、地元彫刻家の得地秀生の作である。

泉質

  • ナトリウムカルシウム硫酸塩・塩化物泉(泉温32.6℃、湧出量は毎分160リットル)
  • 無加水、加温濾過
  • pH7.89
  • 溶存物質は3,398mg/kg
  • 浴用としてはリウマチ、創傷、婦人病、高血圧などに効果がある。
  • 飲用としては慢性消化器疾患、痛風、尿酸素質などに効果がある。

温泉街

温浴施設の『福光老人福祉センター 福光温泉』のみが存在する。食堂と貸部屋が完備されている。

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 『角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)749頁。
  • 『富山大百科事典 下巻』(1994年8月1日、北日本新聞社発行)761頁。

関連記事

外部リンク

  • 福光温泉(旅々なんと)

ペットとのんびり過ごす温泉宿 FukuFuku -ふくふく- 温泉【楽天トラベル】

福光温泉 | 旅々なんと|南砺市の観光情報サイト|南砺市観光協会|五箇山

福光温泉(富山県南砺市) サウナイキタイ

福光温泉 はしご湯のすすめ・温泉棟

福光温泉 | 旅々なんと|南砺市の観光情報サイト|南砺市観光協会|五箇山