Tech Kids Grand Prix』(テックキッズグランプリ)は株式会社CA Tech Kidsと株式会社テレビ朝日が主催する、小学生を対象にしたプログラミングコンテストである。通称「TKGP」。

2018年に第1回大会が開催され、決勝の様子はYouTubeで生配信される。

主に国内外のIT企業が協賛している。

2023年度大会の応募数は7,000件を超え、日本国内では最大の小学生向けプログラミングコンテストである。

2023年度大会までは、CA Tech Kids単独主催だったが、2024年度はテレビ朝日との共同開催を決定している。

概要

大会の概要

日本の小学校でのプログラミング教育が、2020年から必修化されることが決定し、2016年頃よりプログラミング教育事業者が増加した。「皆が目指したくなるようなコンテストを開催しよう、それをIT業界全体で盛り上げていこう」という目的で、2013年からプログラミング教育を進めてきたサイバーエージェントグループの株式会社CA Tech Kidsが創設した。応募資格は「小学生であること」の一点のみで、プログラミングを用いて開発され、PCやスマートフォンで再現が可能な作品であれば、言語やプラットフォームを問わずに応募することができる。ただし、作品の再現にロボットや特殊なハードウェアが必要になる作品は提出することができない。

審査基準は、

  • VISION(ビジョン)掲げる夢や実現したい世界観
  • PRODUCT(プロダクト)夢を実現するクリエイティブなアイデアとそれを体現した作品
  • PRESENTATION(プレゼンテーション)自身のビジョンやプロダクトを社会に発信していく姿勢

の三点で、作品のみの評価を行うものではない。

小学生向けコンテストとしては異例の、賞金総額100万円が受賞者に贈られる。

また、主に自治体が主催する、地域の小学生を対象にしたプログラミングコンテストが、本大会の「地域連携コンテスト」として開催され、2023年度には28の大会が連携している。

大会の変遷

第1回大会(2018年度)には、1,019件の応募があり、ゲーム部門6名と自由制作部門6名の計12名がファイナリストとして、渋谷ヒカリエでプレゼンを行った。それぞれの部門第1位から、決選投票で初代優勝者が決められた。

第2回大会(2019年度)には、部門が撤廃され、すべての作品が同じ基準で審査された。前年比1.4倍の1,422件の応募があり、3次審査を突破した10名がファイナリストとして渋谷ヒカリエでプレゼンテーションを行った。

第3回大会(2020年度)には、前述の「地域連携コンテスト」の開催が始まり、全国から2,189件の応募があった。第2回大会までは11月に渋谷ヒカリエで決勝が行われていたが、初めて12月に渋谷ストリームにて開催された。

第4回大会(2021年度)には、3,122件の応募があり、12月5日(日)に渋谷ヒカリエにて決勝大会が開催された。

第5回大会(2022年度)の開催が6月13日(月)に発表された。47都道府県を6つに区分した「エリア予選」が初めて実施され、決勝大会は2023年2月26日(日)に渋谷ヒカリエで開催された。

第6回大会(2023年度)の開催が7月3日(月)に発表された。前回同様にエリア予選が実施され、決勝大会は2024年2月25日(日)に渋谷ヒカリエで開催された。

第7回大会(2024年度)の開催が5月30日(木)に発表され、エリア予選が実施されること、本選決勝は2025年3月2日(日)に渋谷ヒカリエで開催されることが決定した。

歴代優勝者

脚注

外部リンク

  • Tech Kids Grand Prix

Tech Kids Grand Prix 2022 連動企画!Cygames presents オンラインプログラミングワークショップ開催!

大会結果 2018 Tech Kids Grand Prix

Race F1 Kids

大会結果 2019 Tech Kids Grand Prix

F1 Kids broadcast returns for Singapore Grand Prix Formula One World